一般的に成長痛と言われる症状には大きく分けて2種類あります。
①運動などによる骨端部の炎症からくる痛み。
②原因が不明で、強い痛みが朝には消えていたりと症状が断続的な痛み。
①に関しては骨端症と言われるものが多く、成長期の身体の変化に対し、過度な運動などで筋肉や関節にストレスを与える事によって、骨端部に炎症が起きることで痛みが発生します。よく痛くなる部分としては、膝、足や踵が挙げられます。こちらに関しては成長期のスポーツ障害と言えるでしょう。膝に起こるオスグッド病などが有名です。
②に関しては、心的要因が影響していると言われていますが、原因は不明です。家庭環境や学校などの心的ストレスや、親に構って欲しいという心理からくるとも言われています。痛み自体は出たり消えたりを繰り返すことがあり、痛がっていたのが翌朝には走り回っていたりという事もよくあります。
まず、前述の様に、一般的に成長痛と言われるものには2種類あるため、①②のどちらなのかによって対応は変わってきます。
①の場合、基本的には日頃の運動による疲労が原因となりますので、1番は患部の安静になります。アイシングをしたりストレッチで筋肉の緊張を取ることで、患部の炎症を抑えて症状を和らげると良いでしょう。
②の場合、子どもの心に安らぎを与える様な事をしてあげると良いでしょう。さすったり、マッサージしたりも良いですし、時間を作って一緒に過ごしてあげることも効果的かもしれません。
まず、上記の②の成長痛に関しては、治療としては特に無いと言わざるを得ません。しかし、子ども本人が治療を望んでいて、マッサージをしたりしてもらう事が、心的ストレスを軽くする様なのであれば、ぜひともマッサージを受けさせてあげると良いでしょう。
①の成長痛に関しては、患部の炎症を抑えると共に、患部の周りの筋肉を緩めて関節への負担を減らす治療が必要となります。当院ではマッサージによる筋肉の緊張の緩和や、超音波治療による患部の炎症の緩和などを主に行います。また、部活や自宅でのストレッチやアイシングなどのセルフケアの指導や、場合によってはテーピングなどにより日常生活での負担を減らすアドバイスもさせていただきます。
お子様の症状で不安な場合は、まずはご相談いただけたらと思います。
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